クロ・ド・ヴージョについて
クロ・ド・ヴージョはロマネ・コンティ、シャンベルタンと並びブルゴーニュを代表するグラン・クリュ(特級畑)として知られ、その畑から造られるワインの名称です。
その歴史は古く、1098年にクリュニーのモレーム修道院の院長ロベールと10数名の同志によって「厳立シトー会」が創立された事から始まります。
シトー会は、信者から土地を寄進され修道士たちがブドウ栽培を始めるようになり、その畑を「ヴージョの畑」と呼ぶようになりました。
14世紀にはその畑を石の塀で囲んだ事から「石の塀」という意味を持つ「クロ・ド・ヴージョ」と呼ぶようになります。
そんなクロ・ド・ヴージョで造られるワインは評判となり、ローマ教皇庁がアヴィニョンにあった時代にはローマ教皇にも献上されおり、名誉あるワインとして知られていました。
しかし、フランス革命が起こると修道院の財産は全て没収され、畑は競売にかけられ複数の所有者の手に渡り、分割され、クロ・ド・ヴージョは複数の所有者が存在する畑となってしまいました。
クロ・ド・ヴージョの生産者について
クロ・ド・ヴージョはブルゴーニュワインですが、ブルゴーニュワインはボルドーワインと違って1つの畑を複数で所有する事が多く、クロ・ド・ヴージョも70人以上の所有者が存在しています。
そのため、グラン・クリュのクロ・ド・ヴージョでありながらも品質にバラつきがあります。
その中でも高い評価を受けている造り手として、メオ・カミュゼ、アンリ・ボワイヨ、ドニ・モルテ、アンヌ・グロ、ルネ・アンジェル、ジャン・ラフェなどがおり、ネゴシアンのフェヴレイも素晴らしいクロ・ド・ヴージョを生み出しています。