クロ・サン・ドニについて
クロ・サン・ドニはブルゴーニュワインのグラン・クリュ(特級畑)の1つで、モレ・サン・ドニ村にあります。
ジュヴレ・シャンベルタン村とシャンボール・ミュジニー村に挟まれた場所にあり、生産量はこの2つの村に比べると少ないため、あまり有名ではありませんが、非常に素晴らしいワインを生み出す産地として愛好家たちからは一目置かれる存在です。
その中でもジュヴレ・シャンベルタン村側に存在するクロ・サン・ドニはリッチでたくましいスタイルとして高い人気を誇り、この地区を代表する造り手であるドメーヌ・デュジャックの当主ジャック・セイスの息子ジェレミー・セイスが最も好むワインと言われています。
クロ・サン・ドニは非常に小さな特級畑ですが、時にはエシェゾーをしのぐポテンシャルを持つと言われ、人気を集めています。
クロ・サン・ドニの生産者について
クロ・サン・ドニはAOC認定の産地で造られているワインですので、同じ名称で複数の生産者が存在します。
そのためラベルにはクロ・サン・ドニのアペラシオン(産地)名の下に、同じ文字の大きさでグラン・クリュの文字を記載しなければなりません。
そんなクロ・サン・ドニの主な生産者はドメーヌ・デュジャック、ジョルジュ・リニエ、ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾなどがおり、ネゴシアンのニコラ・ポテルのクロ・サン・ドニも高い評価を受けています。