コシュ・デュリについて
コシュ・デュリはムルソー村にあるノンフィルターの長熟型白ワインでブルゴーニュを代表する生産者の名です。
世界中のワイン愛好家たちが夢中になるほどの高品質の白ワインを生み出している事から、「白ワインの神様」「白ワインの魔術師」などと呼ばれています。
コシュ・デュリは赤ワインも生産していますが、生産量が少ないため、市場に出た途端に売り切れるほどの人気を持っています。
1920年に設立されたコシュ・デュリは、6つの畑の分益耕作からスタートしました。
その後、少しずつ畑を購入していましたが、1940年にドメーヌに入った2代目によって所有地の大幅な拡大が進み、3代目になってからも畑の購入は続けられていました。
最近では1994年にピュリニー・モンラッシェ、1995年にはムルソーの畑を購入しており、現在ムルソーの村名アペラシオンのリューディーは15区画を数えます。
そのため、分益耕作の割合は年々減少し、現在は10.5haのうち1.5haを残すのみとなっています。
現在、コシュ・デュリは4代目が運営を任されており、ドメーヌ設立当時の製法を守りながらワイン造りを行っています。
コシュ・デュリのワイン
コシュ・デュリはムルソー村に本拠地を置き、各地に畑を持っているため、ブルゴーニュ・アリゴテ、ブルゴーニュ・シャルドネ、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュ、オークセイ・デュレスなど複数の銘柄を世に送り出しています。
ドメーヌ設立当時からワイン元詰めを行っているコシュ・デュリですが、商い習慣として今でも樽の1/3をネゴシアンに売却しており、ネゴシアンによるコシュ・デュリのワインも世に出回っています。
そんなコシュ・デュリのワインですが、生産量が少なく、希少性が高い事から多くの偽物が出回っており、購入には注意が必要なワインとしても知られています。