コルトン・シャルルマーニュについて
コルトン・シャルルマーニュは辛口白ワインの大銘醸地として知られるコート・ド・ボーヌ地区にあるコルトンの丘で造られる世界最高峰の白ワインです。
このコルトンの丘は白ワインを造ればコルトン・シャルルマーニュを名乗る事ができ、赤ワインを造るとコルトンと名乗れる区画が存在します。
コルトン・シャルルマーニュはブルゴーニュワインの一つで、「コルトン」はアロース・コルトンという地名から、「シャルルマーニュ」の名は中世のフランク王国シャルルマーニュ大帝が由来となっています。
コルトン・シャルルマーニュの逸話
コルトン・シャルルマーニュにはこんな逸話が残されています。
シャルルマーニュ大帝は赤ワインを好み、コルトンの地にあった皇帝のブドウ畑から赤ワインばかりを造らせていました。
しかし、シャルルマーニュ大帝の妃がシャルルマーニュ大帝自慢の白髭が赤ワインを飲むたびに汚れる事を嫌い、髭が汚れず威厳が保てる白ワインを飲むように勧めたのがコルトン・シャルルマーニュの誕生のきっかけとなったという話です。
コルトン・シャルルマーニュの生産者
コルトン・シャルルマーニュは一つの畑を複数の生産者が分割所有しているため、同じコルトン・シャルルマーニュという名称でも複数の生産者が存在します。
代表的な生産者を挙げると、大手のルイ・ジャドー、ブルゴーニュの中でもとりわけ上質な白ワインの畑をいくつも所有する、白ワインの名手であるジャン・フラマン、そして、グラン・クリュしか所有していないボノー・デュ・マルトレイです。
特にボノー・デュ・マルトレイは、シャルルマーニュ大帝が所有していた畑の一部を1886年以降から所有しており、代々この地でワインを造っている由緒ある生産者です。