ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエについて
ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエはフランスのヴォーヌ・ロマネ村に住んでいたアンリ・ジャイエという一人の醸造家によって生み出されたワインです。
現在ではブルゴーニュと言えばフランスワインの名産地として知られていますが、アンリ・ジャイエが生まれた頃は大量生産のワインを主としており、品質を追求したものはありませんでした。
アンリ・ジャイエがすぐれたテロワール(土壌)を持ちながら長らく放置されていたわずか0.72haほどしかない畑を開墾し、ブドウの栽培においても徹底した選定と選果を行い、規定に比べてはるかに少なくした収穫量や、農薬の制限した有機栽培など、当時としては考えられない方法を用いた事で、ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエを作り出しました。
この他にも醸造においては天然酵母を使い、発酵前のブドウの低温浸漬、新樽による熟成、ろ過をしない瓶詰めなど、全てに手間とコストをかけています。
そのため、年間に生産量は300ケースほどと少なく、希少なワインとして知られています。
ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエの価値
ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエはその希少性から、価格が1本数十万円するロマネコンティを上回る数百万円のヴィンテージがあるワインとして愛飲家の間では知られています。
また、アンリ・ジャイエが2006年にこの世を去ってから、世界中のコレクターたちがアンリ・ジャイエの手掛けたワインを入手しようと需要が高まり、どの銘柄も価格が高騰しています。
ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエはアンリ・ジャイエが手掛けたワインの中でも上位にランクインするワインで、1978年のヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ アンリ・ジャイエは「間違いなく20世紀最高のヴィンテージのひとつ」と評価されており、現在、最も入手が難しい銘柄となっています。