デュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュ
デュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュはモレ・サン・ドニ村を代表する大ドメーヌ・デュジャックで造られているワインで、ドメーヌ・デュジャックの中でも最も硬派なワインとして知られています。
創業者で所有者のジャック・セイスはベルギー出身で、ドメーヌを設立する前はジェラール・ポテルのもと、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学んでおり、醸造学者の資格を持っています。
1968年にドメーヌを設立して以来、一貫してエレガントで華やかなでクラッシックスタイルのブルゴーニュワインを生み出し、濾過処理せず、収穫量を低く抑えてワイン造りを行ってきました。
そんなジャック・セイスですが1997年に引退しており、現在は息子のジェレミーが引き継ぎ、2000年にジャック・セイスのサポートの元、デュジャック・フィス・エ・ペールという名でネゴシアンビジネスを開始しています。
これはネゴシアンといっても、単に畑を自分たちが所有していないというだけで、畑の手入れや管理、ブドウの収穫までドメーヌのスタッフが行っています。
そんなドメーヌ・ デュジャックでも看板商品であるデュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュは、グラン・クリュのワインで、低温で長期発酵させてから15ヶ月間樽で熟成させています。
デュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュのワイン
デュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュはその名の通り、ロッシュ(岩)が表面に顔を出すような薄い土壌の畑で造られており、ミネラルが強く熟成に時間のかかるワインです。
特にジャック・セイスが携わっていた頃のデュジャック・クロ・ド・ラ・ロシュは価格が高騰しており、入手困難となりつつあります。