エシェゾーについて
エシェゾーは赤ワインの名称で、フランス・ブルゴーニュ地方のコード・ド・ニュイ地区にあるワインの産地の名称でもあり、ヴォーヌ・ロマネ村の北に位置しているフラジェ・エシェゾー村にある畑の事です。
フラジェ・エシェゾー村は、世界的に有名な「エシェゾー」そして「グラン・エシェゾー」のグラン・クリュ(特級畑)を所有していますが、村名でのAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)を名乗る事ができず、村名でAOCを名乗る時はヴォーヌ・ロマネを名乗らなければなりません。
このエシェゾーという言葉は「集落」を意味するラテン語がなまったものと言われています。
エシェゾーの畑
エシェゾーの畑はレ・トルー、クロ・サン・ドニ、レ・クリュオ(ヴィーニュ・ブランシュ)、レ・ロアショース、レ・シャン・トラヴェサン、レ・プライエール、アン・オルヴォー、レ・カルティエ・ド・ニュイ、レ・ルージュ・デュ・バ、レ・ボー・モン・バ、エシェゾー・デュ・ドスュの11区画からなっており、畑の面積は37.7haとなっています。
その中には84名の所有者がおり、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ、シャル・ロパン、ドメーヌ・フランソワ・フュエなどの生産者によってエシェゾーは造られています。
畑の面積が広いため、味に多少のバラつきがある事で知られていますが、このコード・ド・ニュイ地区に6つのグラン・クリュを所有しているドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティのエシェゾーは「間違いがない」と言われています。