グラン・ヴァン・ド・シャトーラトゥール
ポイヤックにある第1級シャトーであるシャトーラトゥールが生み出すワインで、ファーストワインの品質を安定させるために約60%がセカンドワインとしてリリースされています。
様々なワインを造っているシャトーラトゥールですが、ランクロという区画の畑で育てられる古い樹齢のブドウの樹から収穫を行い、厳しい選別よって選び抜かれたブドウを原料に用いたものがグラン・ヴァン・ド・シャトーラトゥールとしてリリースされています。
グラン・ヴァンとは「偉大なワイン」を意味する言葉で、格付けワインなどのトップクラスのワインを指す時によく使われる言葉です。
しかし、その品質の保証はなく、グラン・ヴァンと呼ばれていても疑問に感じるワインも多く存在しますが、グラン・ヴァン・ド・シャトーラトゥールはワイン愛好家たちからも絶大な支持を得ているワインです。
グラン・ヴァン・ド・シャトーラトゥールの畑
グラン・ヴァン・ド・シャトーラトゥールを造るためのブドウを育てているのがランクロと呼ばれる区画なのですが、シャトーラトゥールが所有する畑が78haあるのに対してランクロは47haもあり、カベルネ・ソーヴィニヨン種80%、メルロー種18%、カベルネ・フラン種とプチ・ヴェルド種が2%という比率で栽培されています。
2015年から栽培方法を有機栽培に変更し、畑の50%はビオディナミを導入しています。