グリオット・シャンベルタンについて
グリオット・シャンベルタンは、ジュヴレ・シャンベルタン村のアペラシオンで、ジュヴレ・シャンベルタンの中でも際立って美しい果実味が魅力と言われています。
また、ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑の中で最も面積が小さく、その広さはわずか2.73ha程度で、その立地はシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの向かい側にあり、シャペル・シャンベルタンの南側に隣接しています。
グリオット・シャンベルタンはアペラシオンですので、6人の造り手で分割所有しており、畑の面積も小さい事からごく少数しか世の中には出回らないため、「幻のワイン」と呼ばれています。
グリオットという名称は、この地に野生のサクランボが自生した事で付けられた名称で、グリオット・シャンベルタンにもフレッシュな酸味のあるサクランボや野イチゴのようなチャーミングな風味を感じる事ができると言われています。
グリオット・シャンベルタンの生産者
グリオット・シャンベルタンはジョセフ・ロティ、ドメーヌ・ポンソ、ロッシュ・ド・ベレーヌ、クロード・デュガなど全部で6人の造り手が存在し、それぞれの個性を加味したグリオット・シャンベルタンを造っています。
グリオット・シャンベルタンは全体の畑の面積も小さい事から、それぞれの造り手の名で生み出されるグリオット・シャンベルタンはとても少なく、入手するのが難しく、価格も高騰している造り手のグリオット・シャンベルタンも存在します。
その中でも特殊なのがドメーヌ・ポンソのグリオット・シャンベルタンで、ドメーヌ・ポンソはグリオット・シャンベルタンに畑を持っておらず、ブルゴーニュに広大な葡萄畑を所有する大地主ドメーヌ・デ・シェゾーから畑を借りてグリオット・シャンベルタンを造っています。