ハーラン・エステートについて
ハーラン・エステートはスクリーミング・イーグルやアロウホと並ぶアメリカのカルトワインの頂点に立つ存在で、1994年、1997年、2001年、2002年、2007年と5回のパーカー・ポイント100点という評価を受けている事で知られています。
創業以来、主要メンバーがほぼ同じというのが大きな強みで、「世界でトップ・クラスのワインを自らの手で造りあげる」という信念のもと、ワイン造りを行っています。
ハーラン・エステートはカリフォルニアのナパに畑を持っており、当時のナパは平地でのブドウ栽培が主流でした。
しかし、ハーラン・エステートは15年かけた地道な研究と調査で、「偉大なワインは斜面の畑から生まれる」との結論に達し、オークヴィルの西の丘陵にある97haの土地を切り開き、海抜68mから374mの北向き、北東向き斜面に自社畑を築き上げました。
その畑でブドウ栽培とワイン造りを担当しているのがロバート・レヴィで、彼はいくつものワイナリーを経験した実力のある人物で、ハーラン・エステートの全てを支えているといっても過言ではありません。
ハーラン・エステートの歴史
ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収めたビル・ハーランが「オークヴィルからフランスの格付け第一級に匹敵するカリフォルニア・ワインを作る」という気持ちを込めて1984年に設立された歴史の浅い生産者です。
1987年に試作を行い、公式ヴィンテージを発表したのが1990年で、熟成期間があるため販売開始は1996年からでした。
リリース直後から高い評価を受けていたハーラン・エステートはすぐにカルトワインの称号を与えられ、その高い人気から、輸出されている国は少なく、日本ではハーラン・エステート・メイデンが初めて正式に輸入されました。