エルミタージュ・ラ・シャペルについて
エルミタージュ・ラ・シャペルは、タン・エルミタージュの町にあるポール・ジャブレ・エネで造られるワインです。
シラー種というブドウを使った赤ワインの中で最も歴史があり、コート・ロティと並び、ローヌを代表するワインとして認識されています。
名前の由来はローヌ河に沿ったブドウ畑を見下ろす丘の上の小さな教会にちなんでいます。
ル・メアルとレ・ブレッサンドの区画に植えられたブドウを使って天然酵母による発酵を行い、ワイン造りを行っています。
19世紀には、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・オーブリオンなどの有名ワインより高値で取り引きされた記録も残されており、この事からも品質の高さが分かります。
また、オーク樽の熟成は敷地内にある古い洞窟で行われており、15~25年熟成されてからリリースされています。
エルミタージュ・ラ・シャペルの歴史
エルミタージュ・ラ・シャペルは1834年にアントワーヌ・ジャブレから始まり、品質の高いブドウを求め、コート・ロティやクローズ・エルミタージュ、シャトーヌフ・デュ・ パプなどの銘醸地に次々と取得していき、自社畑を拡大していきました。
ちなみに、エルミタージュ・ラ・シャペルを造るこのシャトーでは、エルミタージュ26ha、クローズ・エルミタージュ52haを所有しており、全てAOCに格付けされた26種類の ワインを生産しています。