レクストラヴァガンについて
レクストラヴァガンはソーテルヌ格付け第二級のシャトー・ドワジ・デーヌが生み出すスペシャル・キュヴェです。
ソーテルヌの権威と呼ばれるドゥニ・デュブルデュー博士によって造られる究極の貴腐ワインとして知られています。
超優良年のみしか造られないため、その時に生産される量は375mlというハーフボトルで数百本~千本程度ととても少なく、実際にワインショップでその姿を見る事はほとんどありません。
栓には封蝋がしてあるがの特徴で、ドゥニ・デュブルデュー博士はソーテルヌの貴腐ワインに革命を起こそうとレクストラヴァガンを生み出したとも言われています。
レクストラヴァガンのシャトーの歴史
レクストラヴァガンが造られているシャトー・ドワジ・デーヌは1855年の格付けでソーテルヌの第二級シャトーに認定されました。
ソーテルヌ格付け第一級シャトー・クリマンに隣接する絶好の立地にあり、土壌は「バルサックの赤い砂」と呼ばれる砂の堆積が石灰岩の上を覆っており、あまり深くない10~15mの岩の間を延びる根がテロワールの要素を存分に吸収し、夏の間に水分を貯え、冬の乾燥した時期に水分を補うという素晴らしい条件を満たしています。
シャトー・ドワジ・デーヌは1924年からデュブルデュー家の所有となり、現在は2代目ピエール・デュブルデューと3代目ドゥニ・デュブルデュー博士がこのシャトーを所有し、ワイン造りを行っています。
特にドゥニ・デュブルデュー博士は、ボルドー大醸造学部教授として活躍しており、酵母、アロマ、コロイドなどの研究が専門です。
そのため、ボルドー白ワインの「魔術師」と呼ばれ、この地以外にもボルドーに畑を所有し、素晴らしいワインを生み出しています。
ドゥニ・デュブルデュー博士の知識をいかし、花摘み、間引き、葉の除去などをすべて手作業で行い、野菜などの自然堆肥を使用したオーガニック肥料を使用するなど、時間をかけているのがレクストラヴァガンのシャトーの特徴で、今のなお、最高のワイン造りを目指し、研究続けています。