ラ・グランド・リュについて
ラ・グランド・リュは、ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を構えてワイン造りを行っているドメーヌ・フランソワ・ラマルシュが単独で所有する畑で造られているワインです。
ラマルシュ家の歴史は1740年にヴォーヌ・ロマネ村で始まり、19世紀の後半から規模を拡大していき、20世紀初頭にはドメーヌとして設立され、当時から自社瓶詰を行うなど質の高いワインを造り続けてきました。
ラ・グランド・リュの原料となるブドウはすべて手摘みで選別しながら収穫され、即座に運搬し、ワイナリーに到着した際、酸化が進んでしまったブドウは取り除かれるなど徹底的な選果が行われています。
ラ・グランド・リュの畑について
ラ・グランド・リュの畑は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが所有するロマネ・コンティとラ・ターシュの間にある畑なのですが、格付けが行われた当時はプルミエ・クリュ(1級畑)でした。
この格付けを覆すには並大抵の努力では実現するのは難しいのですが、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュの当時の当主であったフランソワ・ラマシュルはラ・グランド・リュの畑の再査定を申請し、土壌分析や隣接する畑で造られる特級ワインとの試飲比較などが行われ、1992年にグラン・クリュ(特級畑)へと昇格しました。
また、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュが所有するヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュは、ラ・グランド・リュ以外にも、グラン・エシェゾー、エシェゾーがあり、プルミエ・クリュも5つ所有しています。