ラ・ターシュについて
ラ・ターシュはフランスのブルゴーニュ地方、ヴォーヌ・ロマネ村にあるグラン・クリュ(特級畑)で、栽培されているブドウはピノ・ノワールのみで平均樹齢は45年です。
元々は約1.43haほどのロマネ・コンティよりも小さな畑でしたが、所有者のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の申し立てにより、1932年にすぐ上に隣接するゴーディショの約4.62haの畑を併合し、現在は6.05haほどの大きさの畑となりました。
畑の高低差が50m近くある広い畑となったラ・ターシュは毎年品質的には安定感があり、時にはロマネ・コンティを上回ると評価される事もあり、1929年のラ・ターシュは1本8万8125ドルという値をつけました。
そのため、「ロマネ・コンティのわんぱくな弟」と呼ばれ、色濃くかなり凝縮された印象の味わいは独特の力強さと複雑さ、そして強烈なアロマを感じさせてくれます。
ラ・ターシュの所有者
ラ・ターシュは年間に約1800ケースという出荷量ですが、所有者であるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティはフランス・ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村にあるワイン製造会社です。
ブルゴーニュのトップ・ドメーヌとして君臨し、ラ・ターシュも含め、ロマネ・コンティ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァアン、グラン・エシェゾー、エシェゾー、モンラッシェと6つのグラン・クリュを所有し、どれも秀逸なワインとして評価されています。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティは「神に祝福された土地」と呼ばれるほど至高のテロワールを持っており、そこにワイン造りの高い技術を持っている事がブルゴーニュのトップ・ドメーヌとして君臨し続けている理由なのです。