レオヴィル・バルトンについて
レオヴィル・バルトンはフランスのサン・ジュリアン村にあるAOC格付け第2級のワインです。
メドックでも最も美しい場所で作られるワインとして知られており、その歴史もメドックの中でも特に古く、1638年にモン・モワティエによって始められました。
サン・ジュリアン村には「レオヴィル3兄弟」という有名なシャトーがあり、レオヴィル・バルトンは「レオヴィル3兄弟」のうちの一つとして知られています。
その他にはレオヴィル・ポワフェレとレオヴィル・ラスカーズがありますが、これらは元々一つのシャトーでした。
1826年にヒュー・バルトンが畑の1/4を購入した事で、シャトー・レオヴィル・バルトンが生まれ、現在に至るまでバルトン家が所有者としてワイン造りを行ってきました。
レオヴィル・バルトンのワインについて
レオヴィル・バルトンはカベルネ・ソーヴィニヨンを多用したスタイルが特徴で、タンニンが強く、本来の姿が現れるまでにかなり長い時間がかかると言われる古典的なワインです。
3級シャトーであるランゴア・バルトンと同じ施設で、まったく同じ方法で造られているのですが、レオヴィル・バルトンの方がその品質は遥かに上だと評価されています。
また、セカンドワインであるラ・レゼルヴ・ド・レオヴィル・バルトンも年間7万本の生産量があります。
レオヴィル・バルトンは手摘みで収穫されたブドウを用いて、アルコール発酵、そしてマセレーションの後、マロラクティック発酵をタンクで行い、樽に入れて18ヶ月の熟成を行っています。
この熟成期間内に3ヶ月に1度澱引きを行い、コラージュも卵白を使用するという伝統的な方法を守る事で素晴らしいワインが生み出されています。