マロジャリアについて
マロジャリアはメドック地区で最初のガレージワインと言われる、とても歴史の短いシャトーのシャトー・マロジャリアのワインです。
ガレージワインとは、とある有名ワイン醸造家がワイン産地を訪れた際、小さなガレージでワイン造りが行われていたのを見て「ガレージワイン」という言葉を使った事がきっかけで広まった言葉で、最大の特徴は生産量が少ない事です。
畑面積は3.3haで、年間6千本が生産されており、セカンドワインはクロ・マルガレーヌといい、こちらの年間生産量は1万2千本となっており、この事からもどちらも生産量が少ない事が分かります。
所有者は不動産業を営むフィリップ・ポリシュロンで、生産責任者はジャン・リュック・テュヌヴァンとその妻ミュリエルが行っており、1999年にファースト・ヴィンテージが既に第2級と同格であると話題になりました。
こうした素晴らしい品質を保つ事ができるのは、マロジャリアの畑では全て手摘みで入念な選果をすることで極めて高いクオリティーを維持しているからです。
マロジャリアの由来
シャトー・マロジャリアはガロンヌ川河口の左岸に位置するワイン生産の好適地であるマルゴーに所在しており、設立当初はシャトー・マルゴーと名付けました。
しかし、当然の事ながら第1級格付けのシャトー・マルゴーから指摘され、ラテン語で「マルゴー」と同じ意味を持つ「マロジャリア」と名付けました。
ラテン語の発音は難しいため、日本では「マロジャリヤ」と表記される事もあります。