マジ・シャンベルタンとは
マジ・シャンベルタンはジュヴレ・シャンベルタン村にあるグラン・クリュ(特級畑)で造られるワインです。
ジュヴレ・シャンベルタン村には26のプルミエ・クリュ(一級畑)と、9つのグラン・クリュに格付けされています。
そのため、マジ・シャンベルタンは名声高いシャンベルタンや、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズを上回るほどの力強さを見せるほど高いポテンシャルを持っています。
マジ・シャンベルタンはブルゴーニュのワインで、ブルゴーニュのワインはAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)に認定されたワインですので、同じ銘柄名で複数の生産者が存在します。
そのため、マジ・シャンベルタンという名のワインであっても生産者によって個性の違うワインが出来上がるため、一概に全てが良質のワインという事ではありません。
マジ・シャンベルタンの畑
マジ・シャンベルタンの畑は1億年前までは浅瀬の海が広がっていた土地にあるため、ジュラ紀の海産堆積物が水平状に重なり合った準平原となっています。
そのため、ジュラ紀の地質が土壌のベースとなっており、さらにラヴォー渓谷によって、すばらしい扇状地が形成され、これによってブドウ園が平地まで広がっています。
そんな優れた土壌を持つ土地に0.57haの面積でピノ・ノワールを栽培し、フィリップ・ナデフ、ルイ・ラトゥール、アルマン・ルソーなどの生産者がマジ・シャンベルタンを生み出しています。