マゾワイエール・シャンベルタンとは
マゾワイエール・シャンベルタンはブルゴーニュワインの銘柄の一つで、ジュヴレ・シャンベルタン村にあるグラン・クリュ(特級畑)で造られているワインです。
AOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)の規定ではシャルム・シャンベルタンを名乗れるワインという事で、多くの生産者は有名なシャルム・シャンベルタンを名乗っているため、マゾワイエール・シャンベルタンの名は聞き慣れないという人も多いようです。
常に柔らかさが前面に出るタイプのシャルム・シャンベルタンに対し、マゾワイエール・シャンベルタンは、ジュヴレ・シャンベルタン村の中でも最南端に位置している事から、明らかにしっかりとした骨格、構造が際立ち、やや堅さが感じられる男性的な味わいを楽しむ事ができます。
マゾワイエール・シャンベルタンの生産者
ブルゴーニュワインはシャトー単位で名乗るボルドーワインと違い、畑単位で名乗るように規定があります。
そのため、マゾワイエール・シャンベルタンという名のワインであっても複数の生産者が存在し、生産者によってラベルのデザインが違っています。
マゾワイエール・シャンベルタンにはニコラ・ポテル、ペロ・ミノ、カミュ・ペール・エ・フィスなどの生産者が存在しており、AOCの規定でシャルム・シャンベルタンと名乗る事が許されているにもかかわらず、あえてマゾワイエール・シャンベルタンの名でリリースしています。
これは、マゾワイエール・シャンベルタンの畑に自信を持っている事や、その味わいはシャルム・シャンベルタンとはまったく違うという事を主張しているからです。