オーパス・ワン

オーパス・ワンについて

オーパス・ワンはボルドーメドック格付け第一級であるシャトー･ムートン･ロートシルトを所有するバロン・フィリップ･ド・ロスチャイルド男爵と、カリフォルニアワイン界の重鎮であるロバート・モンダヴィによって生み出されたワインです。
オーパス・ワンはアメリカのカリフォルニア州ナパ郡にある畑で造られたブドウを使って造られるワインですが、そのきっかけとなったのはバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がこの地を訪れた事でした。
カリフォルニアは乾燥した空気と日照も十分にある恵まれた環境が整っており、そこに注目したバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵は、この地にワイナリーを構えていたロバート・モンダヴィと手を組み、ボルドーの伝統的なワインを尊重しながらも、カリフォルニアならではの最高品質のワインを作り出す事を目指しました。
こうして1979年に初めてリリースされたオーパス・ワンは1本2000ドルという高値で落札され、世界的にも認められたワインとしてカリフォルニアワインを牽引する存在となりました。
現在は1991年に完成した立派なワイナリーにて、創業当初から変わらないコンセプトのもと造り続けられており、世界中の愛飲家の舌を唸らせています。

オーパス・ワンのこだわり

オーパス・ワンは果実を最高の状態で収穫するためにナイト・ハーヴェスト(夜間収穫)を行っています。
また、広大な面積を持つオーパス・ワンの畑ですが、毎年全ての畑を使用しておらず、全体の70％ほどの畑を使用してブドウを育てており、残りの30％は休ませたり、植え替えを行うなど、常にベストな状態にするよう心掛けています。
更にブドウの樹も一般的な畑と比べると5～6倍の密度で植えられており、ブドウの樹同士が競い合うように根を強く張るため、小粒ながらも風味とアロマが凝縮したブドウを生み出しています。
そして、全部で30を超える畑で収穫されたものを区画ごとに管理し、一次発酵中は毎日全てのテイスティングを行っています。
これらはフレンチオークの新樽で約18ヶ月の熟成を経て、最終的なブレンドを行ってから瓶詰され、さらに18ヶ月ほど熟成されてからリリースされています。