グラン・ヴァン・デ・レオヴィルについて
第2級格付けシャトー・レオヴィル・ラスカーズが生み出すワインで、エチケット(ラベル)には「Grand Vin du Leoville du Marquis de Las Cases」と書かれていますが名称が長いため、一般的にはシャトー・レオヴィル・ラスカーズと呼ばれる事が多いワインです。
セカンドワインがクロ・デュ・マルキというため、セカンドワインと間違えられる事も多いのですが、シャトー・レオヴィル・ラスカーズのグラン・クリュ(特級畑)の看板ワインです。
グラン・ヴァン・デ・レオヴィルの畑
シャトー・レオヴィル・ラスカーズの主要な畑は有名なポイヤックのシャトー・ラトゥールに隣接しており、恵まれたテロワールを持っています。
また「サン・ジュリアンの王」という異名を持っており、第1級シャトーに匹敵する実力を持っています。
その畑はシャトー・ラトゥールの南の小山上の小区画を開拓者ジャン・ド・モワティエが1638年に買い集めた事から始まりました。
広大になったこの土地は最終的にはシャトー・レオヴィル・バルトン、シャトーレオヴィル・ポワフェレ、そしてレオヴィル・ラス・カーズに分割され、現在の形となりました。