シン・クア・ノンについて
シン・クア・ノンはカリフォルニアワインの中でもカルトワインと呼ばれる、近年注目されているワイナリーです。
サンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置しており、4つの自社畑と2つの契約畑のブドウを使ってワイン造りを行っています。
認定はありませんが、全ての畑で有機栽培を行っており、オーナーであるマンフレッド・クランクルは自身の哲学に沿ったワインを造り続けています。
また、シネ・クア・ノンとはラテン語で「不可欠なもの」という意味ですが、オーナーであるマンフレッド・クランクルは「真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる」という少し哲学的な考えからこの名称を用いています。
シン・クア・ノンのワイン
シン・クア・ノンは初めてリリースされてからアート性のあるラベルデザインを起用し、毎年違ったデザインで展開しています。
これにはフランスを模倣しただけのアメリカらしさがないラベルを嫌って始められたもので、つまらなかったワインのラベルに革命をおこせたとマンフレッド・クランクルは語っています。
また、ワインの銘柄も毎年違う名称となっており、「Against the Wall(壁に向かって)」「Other Hand(別の手)」「Impostor Mc Coy (ペテン師マッコイ)」などユーモラスな名称が使われています。
1994年に公式デビューを果たしたシン・クア・ノンですが、それ以前に各地のトッププロデューサーとコラボレーションした5本のプロトタイプがリリースされており、シン・クア・ノンの中でも最も高額で取引されています。
また、カリフォルニアで最も希少なロゼ・ワインもリリースしており、プロトタイプのワインとともに収集する愛好家も多く、コレクターズアイテムとしての人気も高まっています。