ヴィルジニー・ド・ヴァランドローについて
ヴィルジニー・ド・ヴァランドローは、シンデレラワインとして知られるシャトー・ヴァランドローのセカンドワインです。
シャトー・ヴァランドローはサン・テミリオンにあり、所有者であるジャン・リュック・テュヌヴァンは1989年にシャトーを購入し、1991年にファーストヴィンテージを発表しました。
このワインはコレクターの間でも争奪戦が繰り広げられるほど人気を博し、価格が高騰した事からシンデレラワインと呼ばれるきっかけとなりました。
ヴィルジニー・ド・ヴァランドローという名は、ジャン・リュック・テュヌヴァンの娘ヴィルジニーの名前が由来となっている事から、エチケット(ラベル)にはヴィルジニーの肖像画が描かれています。
ヴィルジニー・ド・ヴァランドローのこだわり
ヴィルジニー・ド・ヴァランドローは年間350ケースしか生産されないため、幻のセカンドワインと呼ばれています。
なぜ、こんなに生産量が少ないのかと言うと、シャトー・ヴァランドローでは化学肥料を用いず、グリーンハーヴェストや1本のブドウの樹から6房のブドウしか収穫できないように、収穫制限を行っているからです。
そして1997年からはファーストワインであるシャトー・ヴァランドローとは別の区画のブドウを使っており、ブドウの品種も違うため、セカンドワインの位置づけよりも、別ラインのワインとして捕えられるようになりました。