ヴォギュエについて
ヴォギュエはドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエが造るワインで、ブルゴーニュワインを追い求める人にとっては唯一無二の存在として、その名を知らない人はいないと言われています。
12.5haある畑のうち、7.2haはグラン・クリュ(特級畑)のミュジニーで、残りの2.7haは隣接するボンヌ・マールとなっています。
また、ミュジニー全体が10.85haという事で、そのうちの7.2haを所有している事は、ミュジニーの最大の所有者でもあり、どの区画でも模範的な栽培が行われており、また醸造にも類まれな畑の特質を引き出すための工夫を行っています。
また、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエだけがミュジニーの白ワインを生産しています。
ヴォギュエの歴史
ヴォギュエを造るドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエは、1450年にジャン・モワソンが最初の建物を建設した時から領地は一族の門外に渡った事がないという由緒あるドメーヌです。
1960年代まではブルゴーニュの王者として君臨し、伝説的なワインを生み出してきました。
しかし、スランプに陥り、1985年にワイン醸造家フランソワ・ミレーがやってくるまでは低迷期となっていました。
1990年からその実力を取戻し、生産量を抑え、その年の条件に合わせた造り方を行う事で、シャンボール・ミュジニーが持つエレガントさを最大限に引き出す事に成功しました。
ヴォギュエのこだわり
ヴォギュエではブドウの樹齢に強いこだわりを持っており、樹齢25年以上のブドウの樹以外は、例えグラン・クリュであっても全てシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュに回しています。
また、ミュジニーの畑に少量のシャルドネが植えられており、そのブドウを使って白ワインの「ミュジニー・ブラン」をリリースしていましたが、このシャルドネの植え替えを行った際は、まだ樹齢が若いという理由で自ら格下げし、「ブルゴーニュ・ブラン」とてリリースしています。