飲み残したワインを美味しく保存する方法
ワインボトルは一度開けてしまうと、その日中に飲み干さなければならないと一般的にはいわれていますが、家でワインを飲むときなどは、なかなか飲みきれず、保存方法に悩んでしまうこともあるかもしれませんね。
一般にワインは、栓を開けた瞬間、一気に空気に触れることになり、酸化が始まり、少しずつ味が変化していきます。
常温で空気に触れたままにしておくと、酸化や様々な原因で美味しくなくなってしまいます。開栓したワインの鮮度を保つには、コルクやストッパーを利用して、なるべく空気に触れさせない、冷蔵することがまず基本条件です。
開栓したワインの保存のコツは、立てて保存することです。それは、横にワインボトル寝かせると、空気に触れる面積が増え、酸化が進んでしまうからです。また、コルクで栓をする際は、ワインと接していた面を下にすることもポイントです。
飲みきれなかったワインを上手に保存ポイントは、できるだけ空気に触れさせず、酸化を防ぐことです。以下に、代表的な3つの方法を紹介します。
●抜いたコルクで栓をする。
最も手軽な方法が抜栓したコルクを再度利用して栓をして、冷蔵庫や涼しい場所で保管することです。抜いたコルクにラップを巻きつけると、コルクより、空気を通しにくくなるのでさらによく、この方法で2~3日はある程度は風味を損なわずに保存することができます。
●小瓶に移し替える。
空瓶など、小さな容器に移し替えるのもおすすめです。ポイントは、小瓶の注ぎ口いっぱいにワインを満たしてキャップをすることです。できるだけ空気に触れる面を少なくすることで、5〜6日は美味しくいただけます。
●市販のストッパーを利用する。
市販されているワイン密閉用のストッパーを利用するのもよいですね。真空ポンプ器具(ワインセーバー)は、ゴムとプラスチックの特殊栓と小型の手動ポンプがセットになっており、ポンプを使って瓶内の空気を外に吸い出し、瓶内の空隙を真空にすることによって、酸化を防ぐ仕組みです。
ワイン愛好家の間では、オランダの「バキュバン(VACUVIN)」というブランドが有名です。空気を抜いて真空に近い状態で保存するので10日以上もその美味しさが保てます。
残ってしまったワインは料理に活用 飲みきれなかったワインの味が落ちてしまっても、捨ててしまわずに料理に使ってみましょう。すぐに使わなくても、製氷機に飲み残しワインを入れて、ワインのアイスキューブをつくって、煮込み料理や、シャーベット・スムージーなどに使用するのもよいですね。
簡単なワインキューブのつくり方
1.飲みきれなかったワインを鍋に入れて火にかけ、5分の1まで煮詰める。
2.粗熱がとれたら、製氷器に入れて冷蔵庫で凍らせる。
つくったワインキューブは、ソースや煮汁にポンっと入れるだけで、料理にコクをプラスしてくれます。