シャンパン マムについて
世界中にファンを持つシャンパン Mumm マム。シャンパンに詳しくなくても、ラベルに斜めがけの赤いリボンがデザインされた美しいグリーンのボトルに、見覚えのある方も多い多いのではないのでしょうか。
シャンパン マムは、世界最高の自動車レースであるF1などの公式スポンサーのシャンパンとしても有名です。F1レースの優勝者が表彰台でシャンパンをかけあって喜びを表現する"シャンパンファイト"にも使われています。
こういったイメージから、シャンパン マムは、成功を祝うシャンパンとして世界中から認知されており、贈り物にもよく選ばれるシャンパンです。
また、シャンパン マムといえば、映画「カサブランカ」にも登場したシャンパンとして知られています。「君の瞳に乾杯」という名セリフが生まれたこの映画「カサブランカ」では、主役のリック(ハンフリー・ボガート)が、イルザ(イングリッド・バーグマン)と一緒にこのシャンパンを飲んでいます。
シャンパン マムは、ドイツの名門貴族マム家が1761年からワイン製造を手掛け、19世紀初頭にシャンパーニュ製造会社を設立したことに始まります。
1852年に、創業者ペーター・アーノール・マムの孫・ジョルジュ・エルマン・マムがメゾンを引き継いだ際に、頭文字を添えて、現在の社名「G.H.Mumm」となりました。
昭和初期、マムの社長が、当時パリで活躍していた日本人画伯の藤田嗣治(レオナール・フジタ)の後見を勤めたことから、マムの本社向かいに画伯が壁画を描いた礼拝堂が建っています。
マムのシャンパンと言えばコルドン・ルージュ(Cordon Rouge)です。輝く黄金色のコルドン・ルージュは、誰もが受け入れられるクセのない味わいで、皮を剥いでしばらく経った林檎やバターの風味のほどよい甘さの心地よいシャンペンです。
コルドン・ルージュが世に出たのは創立から50年近くたった1873年のことで、以来、マムの超ベストセラーとなっています。マムのシャンパンの総生産量のうち、半分がこのコルドン・ルージュとなっています。
シャンパン マムの象徴ともなっている、白地に真紅のリボンが描かれたラベルは、聖ルイ勲章の紅綬にちなんでつくられたものです。
F1公式スポンサーであるマム社は、先ほども触れたように、シャンパン マムがF1グランプリの表彰式でもシャンパンファイトに使われています。このマムのシャンパンは、通常のサイズの750mlではなく、3Lのジェロボアムというサイズで、10~20人分の内容量なのだそうです。
このシャンパンファイトに使われるジェロボアムは、ナナカマドでつくられた木箱入りで、各グランプリの勝者に与えられるものと同じものの特別限定品がリリースされています。
このジェロボアムサイズのマムのシャンパンは、プレミア商品となっており、F1ファンやマニアから注目されている貴重な品となっています。
その他のマムのシャンパン
G.H.マム ドゥミ セック
G.H.マム ミレジメ
G.H.マム ロゼ
G.H.マム ブラン・ド・ブラン 等