今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物は、プルニエ XOです。
プルニエ XOはフランスのプルミエ社が製造しているコニャックで、フランスではコニャック地方で造られたブランデーをコニャックと呼んでいます。
これはAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)という品質保証認定に定められているもので、コニャック以外にもフランスのワインやチーズでも適用されています。
プルニエ XOはその名の通り、XOクラスのコニャックがブレンドして詰められており、最近ではやや軽いブレンド品の製品が中心となったプルミエ社のコニャックとしては貴重な存在とも言えます。
今回お買取したプルニエ XOはバックラベルを見ると海外で購入したものという事が分かりました。
海外で購入したものに関しては日本では未発売のお酒もありますので、思わぬところで高価買取となる場合もございます。
今回、外箱はありませんでしたが、液面低下もなく、状態も良かったので市場評価も含めて買取を行いました。
そんなプルニエ XOを製造しているプルミエ社の歴史は1701年にジーン・プルニエによってメゾン・プルニエ社が設立された事から始まりました。
その5代目であるマルセル・プルニエは、グラン・シャンパーニュ地区のブドウ園を手に入れ、コニャック地方に確固たる地位を築いた事で、「コニャック男爵」と呼ばれていました。
プルニエ社の商標は「オールドハウス」で、これはコニャック市の中心にある文化財的な建物リューテナンスの事で、1502年に現在の建物に改築されましたが、最も古い部分は14世紀に造られています。
プルミエ社ではこの「オールドハウス」こそ、プルミエ社の財産で、プルニエ・コニャックのシンボルとしています。