今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物は、パオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレです。
パオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレはグラッパというイタリア特産の蒸留酒で、ブランデーの一種ですがワインを蒸留して造る一般的なブランデーとは違い、ブドウの搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留して造る無色透明のブランデーです。
しかし、パオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレは蒸留後、ミディアムトーストしたアリエ・トロンセ産の225Lの熟成樽で約20年ほど熟成させるため、液体は琥珀色をしており、使われるブドウの品種はバルベラとネッビオーロという黒ブドウです。
ちなみにグラッパは、イタリアではポピュラーなお酒で、食後種としてよく飲まれており、イタリアで造られたもののみがグラッパと呼ぶ事ができるとEUの法律で定められています。
そんなグラッパのパオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレを造っているのは、イタリア・ピエモンテ州ニッツァ・モンフェッラート村にある1947年に創業したベルタ社です。
ベルタ社では原料のブドウの搾りかすを、ピエモンテ州を中心にイタリア全土の有能なワイナリーから番号札のついたベルタ社オリジナル容器に入れて保管しており、この事からもベルタ社の品質へのこだわりを感じる事ができます。
また、パオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレの年間生産本数は約5300本という少なさで、ベルタ社の創設者パオロ・ベルタに捧げる自慢の逸品として知られています。
お買取したパオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレは、年数表記が1988年となっています。
この年数表記はヴィンテージと呼ばれ、1988年に収穫したブドウを使って蒸留されたもので、パオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレは20年熟成されるため、2008年に発売されたパオロ・ベルタ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレという事になります。