今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物は、ヴーヴ・クリコ ブリュットで3本まとめての査定となりました。
ヴーヴ・クリコはイギリスのエリザベス2世の御用達シャンパンとしても知られており、ダイアナ元王妃やグレース・ケリー・モナコ王妃の結婚式をはじめ、王族・皇族の結婚式や式典などにも起用されています。
ヴーヴ・クリコの名声を高めたのはバルブ・ニコル・ポンサルダンという人物で、彼女は通称を「マダム・クリコ」と呼ばれていました。
1772年にクリコという社名でスタートしたヴーヴ・クリコは1810年にマダム・クリコが事業を引き継いだ事をきっかけに本格的なシャンパン造りが始まりました。
その後ヴーヴ・クリコはロシアの王室への売り込みに成功し、販売経路をロシアへと広めた事で大成功をおさめ、皇帝アレキサンダー1世は「自分が飲むのはヴーヴ・クリコだけ」と公言したと言われています。
現在、ヴーヴ・クリコはLVMHグループの傘下に入り、日本を含めた世界各国で流通しており、世界有数のシャンパンブランドとして多くの人々に愛されています。
そのため、ヴーヴ・クリコは中古市場でも盛んに取引が行われており、今回お買取したヴーヴ・クリコ ブリュットは通称「イエローラベル」と呼ばれているもので、ブリュットとは「辛口」を意味する言葉です。
ヴーヴ・クリコ ブリュットにはピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネと3種類のブドウが使われ、特級格付けと一級格付けの畑のブドウを主体に、50種類にも及ぶ異なる畑のブドウがブレンドされているのが最大の特徴です。
今回は3本とも外箱付という事でしたので、1本ずつ評価するよりも高く買取らせて頂きました。