このお酒は好き嫌いが顕著に分かれるめずらしい一品です。 一度でも飲めば覚えてしまうその強烈なピートの香り、 それがアイラモルトの王者「ラフロイグ」 ピートとは、 スコットランド北部原野にヒースという、 ツツジ科の灌木を炭化させ泥炭 (あまり炭化の進んでいない石灰)の事です。 スコットランドでは、昔から燃料として使われてきました。 ウイスキーづくりでは大麦麦芽の発芽を止める乾燥工程で使い、 その燻煙でスモーキーフレーバーを作ります。
アイラウイスキーの中でも、 人によって顕著に好き嫌いが分かれるのが、 このラフロイグです。 ピートの煙の香りが強いのが原因で、 苦手な人は「薬臭い」や「正露丸のような香り」と比喩しますが、 しかし好きな人には、その薬臭さがいいそうです。