こちらは、2本まとめてお買取致しましたコニャックのRemy Martin Napoleon(レミー・マルタン ナポレオン)です。
レミー・マルタンは、創業1724年というコニャック業界屈指の老舗で、初代フランス王アンリ4世が王国一の美しさと称えたシャラント川を抱く南フランス・コニャック地方で産声を上げました。
レミー・マルタンには、最上級のグランド・シャンパーニュと、これに次ぐプティット・シャンパーニュの畑だけを原料とする葡萄の収穫に使用し、レミー・マルタンならではリーズを沈殿させそのまま2度蒸溜するという独自のリーズ蒸溜法により、独特な豊かなコクのある味わいとなっています。
今回はレミー・マルタン ナポレオンを2本まとめてお買取させていただきましたが、2本の内1本には、専用木製飾り台が付属していました。これは、スタンドとしだけでなく、注ぎ台としても使うことができるというRemy Martinのマークの入った専用台です。
また、買取した台座付のレミー・マルタン ナポレオンのボトル首には、1989年以前の特級表示のラベルが貼付されています。 日本の1953年に制定された酒税法では、特級、一級、二級の3つに分類されており、特級が43度以上、一級は40度以上43度未満、二級は39度以下で、度数により酒税が分けられていました。
1989年には、このウイスキー酒税が改正され、それ以後は特級表示のウイスキーはなくなりましたので、今回買取のレミー・マルタン ナポレオンは、1989年以前の特級表示品である古酒の扱いになります。
ボトルによっては同じ1989年以前のボトルであっても、特級表示があったり、なかったりする場合もありますが、特級表示ラベルの有無により、中身に差があるといったことはないそうです。