今回は、ジャパニーズウイスキー Suntory(サントリー)のシングルモルト「山崎 パンチョン」をお買取致しました。
サントリーのウイスキーづくりは、1923年「山崎蒸溜所」からはじまり、この蒸留所では、日本人の繊細な味覚に合った様々なジャパニーズウイスキーが生み出し、世界からも高い評価を得ています。
「山崎」は、サントリーがウイスキーづくり60周年を記念して1984年に発売された日本を代表するシングルモルトウイスキーですが、今回お買取した「山崎 パンチョン」は、「山崎」を語るうえで欠かせない多彩なモルト原酒の香味を楽しむシングルモルトシリーズとして、2011年に「山崎シェリーカスク」「山崎バーボンバレル」「山崎ミズナラ」とあわせて数量限定で販売された、市場でも人気の高いお品物です。
「山崎パンチョン」のパンチョンというのは、あまり聞きなれない言葉ですが、これは、樽の形状タイプのひとつを指しています。サントリーでは容量や形状の異なる4種の樽を使い分けて、貯蔵熟成において個性あふれる多彩な香味を創造しており、その4種の樽が、バーレル、ホッグスヘッド、バット、そしてパンチョンになります。
「山崎パンチョン」は、山崎蒸溜所で蒸留されたモルト原酒を、パンチョン樽で熟成させたシングルモルトウイスキーです。 サントリーのパンチョン樽にはアメリカから買い付けたホワイトオークで使われ、胴形は大きくずんぐりとした形状が特徴です。
大きいサイズなので熟成がじっくりとすすみ、長期熟成に向いているとされています。パンチョン樽はもともとラム酒用につくられた樽ということで、この樽でウイスキー造りをしているのは世界でも稀なのだそうです。
サントリー独自の匠の技でつくられた「山崎パンチョン」は、世界でもウイスキー貯蔵としては稀な樽で熟成したシングルモルトウイスキーで、パンチョン樽ならではの甘い香りと豊かで深みのある味わいとなっています。