今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物は軽井沢蒸留所 15年です。
長野県で1955年に創業した軽井沢蒸留所は大黒葡萄酒が所有していた蒸留所でしたが、1962年に買収されメルシャンの前身である三楽酒造株式会社の所有となりました。
それから2000年まで操業を続けていましたが、2011年には完全閉鎖し、貯蔵庫にあったストックも全て売却され、オフィシャルボトルのリリースは絶対にあり得ないため、幻のモルトウイスキーとして日本のみならず、世界的にも評価が高まっているウイスキーです。
ちなみに設備一式はウイスキー&スピリッツのインポーターであるガイアフローのグループが買取っており、今後の動向が注目されています。
軽井沢 15年はゴールデンプロミス種麦芽と浅間山水系の水を使い、シェリー樽で熟成されたウイスキーで、その貯蔵庫は蔦で覆われているという世界的にも珍しい特徴を持っていました。
蔦が覆われている事で貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保つ事ができるそうで、軽井沢の冷涼な気候と合わせてウイスキー造りには理想的な熟成環境を生み出していました。
そのため、2001年にはインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで金賞を受賞するなど国際的な評価も高まり、中古市場でも取引価格が上がり、現在閉鎖という事でその価値は上がり続けています。
今回のお買取では、ラベルに若干の汚れがあった事と外箱がなかった事がマイナス評価となりましたが、メルシャンが三楽酒造株式会社時代にリリースしていたもので、古いお酒は中古市場でも高値で取引されている事が多く、貴重な軽井沢15年という事ですので高価買取で対応させて頂きました。