商品詳細
写真のお品物は、以前買取させていたただきましたセント・マグデラン 1981です。
シングルモルト蒸留所 セント・マグデラン(セントマクダーレン)は、1983年に閉鎖蒸留所で、絶滅寸前の聖なるウイスキーといわれています。
セント・マグデランは続々と閉鎖されたローランドの蒸留所のうちのひとつで、そのセント・マグデランのシングルモルトウイスキーは、これから新たに作られることはなく、今では非常に希少価値があります。
評論家によれば、セント・マグデランは、見かけたら早いうちに飲んでおくべきウイスキーといわれています。
セント・マグデランは、エジンバラから西へ20km程の町リンリスゴー町の古い十字架のことで、マグデラン聖人にちなんで付けられました。
110近くあった蒸留所の中で「セント = 聖人」を名のっている蒸留所は、セント・マグデランだけです。
創業は古く18世紀後半にまでさかのぼるとされますが、のちにローランドの蒸溜所間の競争は熾烈を極め、さらにハイランドモルトに押されて経営は悪化し、1983年ついに閉鎖となり、現在建物は住宅に転用されているそうです。
セント・マグデランの仕込用の水は、リンリスゴーの町の上水道をそのまま利用していたそうですが、この水は、背後の丘の上にある泉を水源とする良質の水であったといいます。
今回買取のセント・マグデラン 1981は、ローランド地区もので度数は40%、内容量は700mlです。
ラベルにもConnoisseurs Choiceと書かれているように目利きによるチョイスのもので、ボトリングは、1997年ゴードン&マクファイル(GORDON & MACPHAIL)です。
ゴードン&マクファイルは、現在世界で最も知名度の高いボトラーで、1895年に創業された最も歴史の古い老舗の一つです。
自社で用意した樽に、原酒を詰めてもらい独自の熟成を図るという独立瓶詰業者でもあります。
ゴードン&マクファイルは、今回買取のセント・マグデランのような閉鎖蒸留所や、無名蒸留所、またオフィシャルにリリースされていないものまで、幅広いラインアップがあり、古酒の品揃えは特筆すべきものがあるとされています。