生産地
フランスの北東部に位置するスパークリングワインの代名詞と呼ばれる「シャンパン」の産地として知られ、モンターニュ・ドゥ・ランス、ヴァレ・ドゥ・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランと呼ばれる3つの地域で特に良質なものが造られています。
フランスAOC法に基づき、他の地域で生産された発泡性ワインは『シャンパン』と呼ぶことを固く禁じられています。
ブドウ品種
シャンパーニュ地方でつくられた黒ブドウのピノ・ノワール種、ピノ・ムニエ種、白ブドウのシャルドネ種の3種類と決まっています。
シャンパンは基本的にこれらの3種類をブレンドして醸造します。
製造方法
シャンパンの製造方法は「シャンパーニュ方式」と呼ばれる『瓶内二次発酵』という製法のみ許されています。
格付け
シャンパンになるブドウを生産するクリュ(畑)は、約300あります。
その内特級を表す「グランクリュ」は17、1級を表す「プルミエクリュ」は約50あります。
シャンパンの格付けは独特で、パーセンテージ方式がとられています。
最も評価が高いクリュのぶどうを「100%」とし、この100%を基準に、市場取引価格が何パーセントかにより、100%から80%まで21段階の格付けがあります。
グランクリュ(特級)は格付クリュ100%の畑の葡萄だけで造られたシャンパンでプルミエクリュ(1級)は格付クリュ90~99%の畑の葡萄だけで造られたシャンパンです。